こんにちは。
今回は、
走力が残ってても股擦れすると走れない?摩擦防止の対策クリーム
というテーマです。
どういうことかというと、股ずれが発生してしまうとどんなに走力が残っていても股ずれの痛みでペースダウンせざるを得ない可能性が格段に上がるということです。
股ずれはマラソンにおいて致命的なダメージのひとつ

タイトルの通りなのですが、マラソンのレースで特にウルトラマラソンで深刻なリタイアやペースダウンに繋がる理由として股ずれがあります。
これが発生してしまうと、どんなに脚が残っていても、どんなにスピードを出す力に余力が残っていても、股ずれの痛みによって走るのを阻害する原因になってしまいます。
では、マラソンの際にネックとなる股ずれとはどのようにして出来るのでしょうか。
まず、股ずれとは股間や太ももの皮膚が摩擦によって擦れることで皮膚がすりむけたりして発生します。
日常生活における股ずれ程度であれば、多少痛くても痛くないような歩き方などを模索しながら生活したり、摩擦で痛くなるようであれば絆創膏やテーピングなどで摩擦部分を保護したりして痛みへの対策をすることで軽減できます。
マラソンの股ずれはピッチ数で距離の分だけ痛みを繰り返す

上記のように、摩擦によって皮膚が擦れてしまうことで股ずれが出来たとします。
これがレース中だとかなりやっかいなレースの阻害要因になるんです。
あまりの痛さに、ガニ股走行になったりひどい場合は最悪リタイアする人もいて、たかが股ずれなどと甘く見ることは出来ません。
しかも走る歩数の数の分だけ痛むので、走っている間ずっと痛みが続きます。
例えばウルトラマラソンの60km地点で股ずれが起きてしまった場合で、
自分のランニングの内容が下記のような場合、
・残りの距離が40km
・歩幅は1m
・ピッチは180bpm
1分間に180回痛みが起きて、なおかつゴールまでの間に4万回摩擦が起きて痛みが出ることになります。
ちょっと考えただけでイヤになってしまいます。
股ずれ対策には何があるか

上記のように、たとえ10kmでも歩幅が1mだったら1万回の摩擦が起こることになります。
その1万回の摩擦が、すでに股ずれしたあとの股や股間に起きたらゴールまでの歩数の数だけ痛みに耐えながら走らなければなりません。
速いランナーでも丈夫なランナーでも、股ずれの痛みに耐えられずにペースダウンしたりリタイアしたりすることもあります。
効果的な股ずれ対策
では、股ずれ対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
- 股ずれ防止クリーム
- インナーの着用
この2点が効果的ではないでしょうか。
1の股ずれ防止クリームではマラソンランナーの間でメジャーなものが2種類あります。
ひとつは
ガーニーグーはこちら
もうひとつは
です。
プロテクトJ1はこちら
どちらも、サイクリストやマラソンランナーに愛用されている摩擦防止クリームです。
他にも登山やアドベンチャーレースなどに挑戦する人に向けて作られているもので、そういった層の人に愛用されています。
ワセリンと違うところは汗で濡れても長時間摩擦からの保護効果が持続するというものです。
ワセリンでも一定の効果があるといえばありますが、油脂の潤滑によって摩擦を軽減するもので比較的汗で流れやすいのが弱点です。
その点上記の保護クリームは皮膚に塗ることで、皮膜をつくって皮膚同士の直接の摩擦を軽減します。
そして水濡れに強いというのがポイントです。
なので、汗を大量にかくウルトラマラソンの股ずれや、靴が水たまりに浸かってしまったりするトレイルランニングの靴擦れなどにも有効です。
他にはインナーを着用することで摩擦を避けるという人もいます。
というのも、ランニングパンツの縫い目やポケットなどの摩擦、あとはランニングパンツそのもののインナーとの摩擦での股ずれが起こる場合も多いのです。
そういった衣類との摩擦をさけるために、スパッツや縫い目のないシームレスなインナーを着用している人もいます。
このように、クリームやインナーなどの股ずれ防止の対策をすることで、股ずれの痛みによるランニングのブレーキやリタイアなどを防ぐことが出来ます。
塗り直しで一層の股ずれ防止効果

フルマラソンであれば、スタート前に一度塗っておくとゴールまで股ずれ対策としては十分ですが、競技時間の長いウルトラマラソンやトレイルランニングなどでは塗り直しをすると、一層の股ずれ防止効果が期待できます。
8時間を超えたり、中には24時間を超えるような競技もあります。
こういった長い競技時間の場合は、汗でクリームの皮膜が落ちてしまったり、雨天などでも流れてしまうこともあります。
長丁場の競技なだけに、早い段階で股ずれが発生してしまうと、痛みでかなり不利になってしまいます。
股ずれは痛くなってしまってからでは取り返しがつかないので、極力股ずれを起こさない配慮が必要です。
そのためには、前もって塗っておくことと、塗り直すということとインナーなどの股ずれ対策をしっかりやってレースの最後まで走りきれるようにしたいですね。
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