知識と理解の関係にはスキーマが関与している

理解とスキーマ

スキーマとは何か

こんにちは。

今回は、

スキーマについてです。

まず、スキーマって何かという話と、どんな話なのかというと

何の話かがわからなければ、話はわからない

ということです。

ちょっとよくわかりにくいのですが

具体的にどういうことかというと、

まずここでスキーマという言葉が出てきます。

スキーマとは認知心理学ではひとかたまりのまとまった知識のことをいい

人間の脳内には膨大な知識や情報があり

会話や認識は常にこのスキーマを使い分けながら理解していきます。


で、このスキーマを不明確にしておいたまま勝手に話を進めてしまうと

本当に何を言っておるのかわからない。

文中に出てくる「凧を作って揚げる」話を出すと

新聞の方が雑誌 より いい。 街中 より 海岸 の 方 が 場所 として いい。 最初 は 歩く より 走る 方 が いい。 何度 も トライ し なく ては なら ない だろ う。 ちょっとした コツ が いる が、 つかむ のは 易しい。 小さな 子ども でも 楽しめる。 一度 成功 する と 面倒 は 少ない。 鳥 が 近づき すぎる こと は めったに ない。 ただ雨 は すぐ しみ込む。 多 すぎる 人 が これ を いっせいに やる と 面倒 が おき うる。 ひとつ について かなり の スペース が いる。 面倒 が なけれ ば、 のどか な もの で ある。 石 は アンカー がわり に 使える。 ゆるん で もの が とれ たり する と、 それ で 終わり で ある。


西林 克彦. わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~ (Kindle の位置No.400-402). . Kindle 版.

この話、何の話かわからないまま聞くと何の話かすごくわかりにくいですよね。

わかった人の方が少ないと思います。

日本語も文法も分からない部分はありません。

だけど何の話なのかわからない。

どのスキーマを使うかわからないと理解できない

クイズ番組などで

似たような出題形式の問題があったりします。

羅列した単語の共通点を当てるといった類のものですが、

何の話かわからない話は何を言っているのかわからないのです。

で、逆に

「ああ、あの話だな」

と分かると途端に

言葉や会話のひとつひとつが急にわかるようになるのです。

既に知識として存在しているひとかたまの知識のことを

心理学、 とくに認知心理学 では「スキーマ」と呼びます。

人との会話や、何か読み物を理解する際には

このスキーマを使って

その理解する対象が何なのかによって

自分の中に内在している知識などをスキーマとして

状況に応じて使い分けて理解しているということです。

知らないことは理解出来ない

つまり何かを理解すると言うことは、

当然のことながら自分の中の知識に依存するということで、

自分の中の知識をスキーマとしている以上は

読書スピードや理解スピードも知識量に左右されるのです。

このことから、何の話かわからなければ何を言っているのかわからない

これと同時に、知らないことは理解出来ないということです。

既に知っている分野の本は読書も理解も進みますが、

初挑戦の分野や知らない分野の本は

同じ日本語を使っているのにもかかわらず

全然入ってこないのです。

理解への応用

では、これが何に応用できるかというと

何か新しく物事を知りたい覚えたい場合、

その分野に関する本を何度も多読するというのが有効です。

知りたい分野の情報を浴び続けて、

最初は知識がないのでなかなか入ってこないのですが

それでも読み続けていくうちに

読書慣れも相まって

頭の中に入っている単語や表現も増えていき

入ってくる文章と頭の中の理解が結びついて

理解スピードが加速していきます。

まとめ

  • 何の話かわからないと理解出来ない
  • 理解はスキーマを使って行われる
  • 知らないことは理解出来ない
  • よりよい理解には多くの知識とスキーマが必要
  • 新たな理解にもスキーマ形成が有効

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